こころの内省日記

内省を通じて、どのように”こころ”が変わりゆくかを綴った日記です。

2021-01-01から1年間の記事一覧

残酷

人にはその人だけの生い立ちがある。その大きくて長い物語には、たくさんの追憶が流れる。私は今までもらった手紙を見返していた。私は手紙が大好きだ。なぜなら、その優しい記憶は、形あるものとして永遠に私のそばにいてくれるからだ。人間の脳による記憶…

傲慢さを恥じる

私は生まれた時から世界に対して恐怖を抱いていた。新しいものは脅威。だからなんとしてでも自分を守らなければ。そんな感覚をいつも抱いていた。私は、敏感性を持って生まれたのだ。おそらく私の両親も、二人ともその気質を持っていたと思う。だが私は、こ…

SOSを出すこと

昨日、私は絶望していた。まるで、奈落の底に落下して、上を見上げても到底よじ登れなさそうな、どん底にいたようだった。自分の傷つきやすさや、疲れやすさを嘆いていた。どうして自分はこんなに傷つきやすいのか、どうして自分はこんなに疲れやすいのか。…

悲しみでいっぱいだ。 どういうわけか、涙が止まらない。シャワーを浴びながら、座り込んで、泣き叫ぶ。泣き叫ばずにはいられなかった。 悔しいのか?悲しいのか?いたたまれないのか?いろんな感情がごちゃ混ぜになって分からない。 なぜだろう、なぜ私は泣…

自己受容への第一歩

今日は総じてやる気が出ない一日だった。 午前中はとにかく心地よいと感じることを行うようにしましょう。臨床心理士の方から、このようにアドバイスをいただいた。だから、朝起きてからは、毎日本を読む時間を設けている。私は本を読むことが大好きなのだ。…

光と闇

世の中は優しさで溢れている、そう思っていた。それは今まで生きてきた中で、温かい記憶はたくさん存在する。人の思いやり、優しさ、無償の愛、それは確かに存在する。だが今の世の中は、それほど簡単なものではないようだ。 一度手に入れてしまった富は、か…

精神崩落

「うつ病ですね。」 うつ病?まさかそんな診断を受けるとは思ってもみなかった。精神科医からこのように診断を受けた時、率直な感想はまさにこれだった。時が止まった世界の中で、私の感情だけがどんどん先を行く。 病院に行こうと思ったのは、7月の中旬。こ…